霧ヶ峰・美ヶ原中央分水嶺トレイルコースのご案内

トレイル踏破時は、コース詳細が載ったオフィシャルマップ(有料)または、公益社団法人日本山岳ガイド協会のCompassのアプリ、マップをご利用下さい。 安全なトレッキングを楽しむために、事前に最新のコース情報を収集の上、計画を立てることが大切です。

Compassとは 公益社団法人日本山岳ガイド協会が運営する登山、ロングトレイルのためのツール(アプリ)です。 全国の主要トレイルコースのデータを掲載、全国の警察・自治体と連携、登山・トレイルの計画を策定・登録することが出来るサイト&アプリで「霧ヶ峰・美ヶ原中央分水嶺トレイル」のルート紹介もあります。

中央分水嶺とは

中央分水嶺とは、日本列島の太平洋側と日本海側とを分かつ「分水界」です。分水界、分水線など、異なる水系の境界線を指す地理用語で、山岳においては稜線と分水界が一致していることが多く、「分水嶺」とも呼ばれています。日本列島では、日本海側と太平洋側に分かれる分水界(嶺)の連続線を「中央分水嶺」と呼んでいます。

Region A 長門牧場〜大門峠

長門牧場から大門峠へ森林浴ハイク 9.8km

長門牧場レストハウスを起点として、牧場上部牧草地頂上の電力会社鉄塔敷から林道を進みます。クリンソウが咲き、湧水のある湿地帯を進むと、江戸時代に創られた隧道の水源管理をした牛首遺跡に到着。ここから送電線下を鉄塔目指して登ります。クマザサの繁る林内の尾根道から平坦な道になり、やがて女神湖畔に通じる舗装路に出ます。 女神湖からは、北佐久郡立科町と小県郡長和町の郡境を進みます。隧道(用水路)脇から山道をさらに下って、本沢に出ます。本沢を渡ると唐松林の斜面から急傾斜の尾根筋ルートを真っ直ぐに進み大門峠に到着します。

○難易度 ★★★☆☆ 標高差も少なく、森林浴を楽しむコースです。行程のほとんどが森林内であり、森林内に自生する多くの高山植物などを楽しめます。

  • 最高標高 1,570m
  • 最低標高 1,320m
  • 標高差 250m

Region B 大門峠〜霧ヶ峰・八島湿原

大門峠から山彦尾根・八島湿原へ高原ハイク 8.6km

武田信玄の信濃進軍に重要な役割を果たした大門峠が、このルートの起点です。 大門峠から防火帯の登降を繰り返しながら歩きます。白樺湖・蓼科山・八ヶ岳連峰を背に、左には甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳がみごとです。車山スキー場ゲレンデの北側を廻って、車山乗越を右に登れば山彦尾根(殿城分岐)です。 山彦尾根は、右に広々と広がる山彦谷(エコーバレースキー場)を見てその縁を進みます。日本の山地には珍しい緩やかな草原の丘が連なる霧ヶ峰高原の眺め、百花繚乱の草原、アルプスや御嶽など四方の高峰をお楽しみ下さい。南の耳、北の耳を経て左折すると、間もなく霧ヶ峰高原北端のピーク男女倉山(ゼブラ)です。八島湿原までは緩やかに下って奥霧小屋(トイレ使用可)から木道に入り湿原の植物を観察しながら八島ビジターセンターまで歩きます。(トイレ利用可)

○難易度 ★★★★★ スタートから車山までの登りできついところがいくつかあります。天気が良ければ疲れを忘れるほど雄大な景色が楽しめます。

  • 最高標高 1,838m
  • 最低標高 1,441m
  • 標高差 397m

Region C 八島湿原・鷲ヶ峰〜和田峠古峠

Region C 八島湿原から鷲ヶ峰登頂と和田峠へ 3.8km

このコースは短いので八島湿原を周遊してから鷲ヶ峰を目指すのもおすすめです。八島ビジターセンター(トイレ使用可)から湿原の木道を右に歩き、鎌倉武士が流鏑馬などを競い合った旧御射山へ、そのまま奥霧小屋に向かい、RegionBで歩いた八島湿原の木道を進みます。 八島湿原は標高1630m、ミズゴケ泥炭層が12,000年をかけて堆積した高層湿原で国の天然記念物に指定され、特別保護地区でもあります。 湿原から北へ、霧ヶ峰高原西端のピーク鷲ヶ峰へのルートは急傾斜の登りです。八ヶ岳や蓼科山を背に、霧ヶ峰高原の広がる眺望は四季を通じて楽しめます。頂上から急斜面のルートを下り、新和田トンネルの上を越えて、ビーナスラインとR142が交わるトンネルを過ぎると中山道最大の難所といわれた和田峠、古峠の碑があり終点です。下諏訪宿方面が眼下に広がります。。

○難易度 ★★★☆☆ 鷲ヶ峰から和田峠までの距離はさほど長くないのですが、アップダウンの繰り返しです。コース最後の和田峠古峠は特にきつい登りルートです。

  • 最高標高 1,798m
  • 最低標高 1,511m
  • 標高差 287m

Region D 和田峠古峠〜扉峠

和田峠から眺望抜群の三峰山から扉峠へ 5.5km

和田峠農の駅(トイレ有料利用可)からビーナスラインを通り、 「中山道」の標識を目印に、国史跡(江戸時代)である中山道を進み、和田峠古峠まで登ります。古峠には中山道の歴史を示す遺跡が残されています。 古峠から防火帯に沿って尾根道を登ります。ビーナスラインの道なりに尾根道を進むと、クマザサの草原になり三峰山の山頂を望むことができます。霧ヶ峰高原方面から見ると、三峰山付近は樹木がなく、四季を通じてきれいな三角錐で、その眺望は格別です。三峰山が中央分水嶺の終点でここから鉢伏山・高ボッチ方面への尾根道が中央分水嶺となります。 トレイルルートは標高差約300mの下りで、扉峠手前でビーナスラインに降りて、橋を渡り道路わきを歩き目的地「扉峠の茶屋」(トイレ利用可)に着きます。

○難易度 ★★☆☆☆ 三峰山山頂付近一帯は360°パノラマを味わえる絶景ポイント。扉峠まではゆるやか下りのため全Region中、初心者向けと言えます。

  • 最高標高 1,887m
  • 最低標高 1,600m
  • 標高差 287m

Region E 扉峠〜美ヶ原高原

扉峠・茶臼山から美ヶ原高原・美しの塔 4.7km

扉峠の茶屋(トイレ利用可)から少し下ると茶臼山登山口があり急な登りルートですが、直ぐに開けた樹林帯になります。広葉樹の続く山道の紅葉は素晴らしく、登山の醍醐味を味わうことができます。やがて茶臼山が目の前に迫り、頂上めがけての登りになります。頂上からの眺望は疲れを癒してくれます。美ヶ原台上を望みながらルートを進むと、過去に過って放牧していた境を示す鉄柵の跡が見られます。さらに進むと、現在放牧している牧場内に入りますが、大きな牛糞が山道に見られることもあります。 美ヶ原の広大な台上に美しの塔を望みながら牧場内を歩き鉄柵を超えると、牛に塩を与えた「塩くれ場」に出ます。ホテルの送迎車の走る砂利道を進むとRegion終点の「美しの塔」に到着、さらに進むと「山本小屋 ふるさと館」(町営駐車場併設)が迎えてくれます。(有料トイレ利用可)

○難易度 ★★★☆☆ 最初の茶臼山を登れば、残りは高原牧草地までのゆるやかな下りです。のんびりと歩け、ファミリーにもオススメのコースです。

  • 最高標高 2,006m
  • 最低標高 1,630m
  • 標高差 376m